ある日ふと目が覚めたら
私の右半身が動かなくなっていました。
体調不良が続き予兆はあったものの
突然、訪れた難病に、それ迄の私は
殺されてしまったのです。
あまりに突然の出来事に
ショックも悲しむ余裕もありませんでした。
ただこれから独り、どうやって
生きて行けばいいのか分からず
失った物の大きさと真っ暗な未来に
笑うしかなかった事をよく覚えています。
どうせ運良く助かった命ならば
今迄の生き方とは違う活き方をしょう。
そんな絶望の淵で生まれたのが
『 風俗嬢 』でした。
今想えば相当無謀だったかも知れません。
風俗嬢と言う存在すらも知らなかった
私にとっては完全に未知の世界。
けれどそれは想っていたよりも
ずっと傍にあって常識や社会や立場
世の中のありとあらゆる枠組みが
意味を成さない。
世界はこんなにも自由で良かったのかと
居場所を失くした私は救われた気が
したのです。
自分に素直になれば
世界はずっと優しくて美しい。
その事に気付かせてくれた私に
関わりを持とうとしてくださる皆さまに
私自身の区切りとして
もう1度この言葉を送ります。
どうか、自分に優しくしてあげて下さい。
心に蓋をして自分を決めつけず
自分の声をよく聞くようにして下さい。
自分を愛する方法がわからなくなったら
私に話を聞かせて下さい。
アナタに似合う方法で
私がその全てを肯定します。
君がいつも自由でいられるように
私が君を赦します。
私が失ってしまったものを
全てアナタ達に託すから。
どうかアナタの未来が
光り輝くものでありますように。
私の写メ日記を読んで頂いている
全ての人達の幸福をいつまでも
祈り続けます。