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吹き真似の女王
楽器をしているとたまにあるのが「吹き真似」。
歌手の口パクと一緒で、吹いているマネなんです。
私の兄弟も楽器をやっていたのですが、兄弟の同期に「吹き真似の女王」なる人物がいました。
私が身を置いていた場所でだけ通用する表現かもしれませんが、我々は
「吹ける」「吹けない」と言う表現をすることがしばしばありました。
表現や歌い方は別にして、譜面をひと通り、指の引っかかりなどなく吹くことができる状態を吹けると言い
その逆は吹けないとされていました。
つまり吹き真似は、いわゆる吹けない側の人間が「お前は実際に吹くな、吹き真似しておけ」と言われてする不名誉なことなのです。
吹けない人間でも、吹奏楽部の いち部員ですから、省くわけにもいきませんので...。
(コンクールだと当然省かれます)
さて、前述した吹き真似の女王ですが、マジで吹き真似が上手く、言われないと分からないレベル。
もはや女優であります。
ですが、吹けない人の特徴が出るのが運指です。
女王の運指にはキレがなく、その動きだとホール押さえられてないでしょ?と思われることが多々。
それも含めて、彼女の存在はエンターテイメントで、私は兄弟の過去のDVDを観るときに
いつも女王に注目してしまうのです。
昨日、兄弟が過去のDVDを見ており、女王を久々に見たので書いてみました。
私は女王と直接話したことはないので、なんとなく映像の中の憧れの人であります。
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