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4回中出し
むかし体の関係を持った 及川光博似の男の話。
彼は私のドストライクなイケメンで
出会ってから体を重ねるまでに、そう時間はかかりませんでした。
何時間でも見ていられる端正な顔立ち、白くて美しい肌、ボルダリングで鍛え上げられた筋肉と
見た目だけでお金が取れそうな男性でした。
そんな彼は工場勤務、車が好きでスポーツカーを乗り回し
勤め先の先輩の影響でダーツにハマり
ダーツを通して私と知り合うという流れでした。
彼は車をとても大切にする人で、何度も鍵をかけたかのチェックをしていました。
ロックしてあっても、3度ほどは車へ戻り ドアノブをガチャガチャ...
とても新調な男だと思いました。
このとき彼は24歳で、私は20歳くらいだったか?
イロハ、結婚しようと言われながらセッ久していました。
そもそも付き合ってはいないけど、何となく彼の実家に入り浸り、彼の母や妹さんも私を歓迎してくださっていました。
この慎重な男に4回ほど中に出された際に
「この人本気なのかもしれない」と気がつきました。
当時の私は、男性から言われる嬉しい言葉は、ご挨拶だと思っていたので
私なんかを迎え入れようと思ってくれていることに驚きました。
そこから、彼と距離をおきました。
数ヶ月して、共通の友人からLINEがきました。
「及川くん、アンタに贈る誕生日プレゼントを何にしよう?って相談してきてたよ。アンタのこと好きだったっぽいよ。
プレゼント受け取ってあげたら?」
その友人はプレゼントの内容を明かしてくれて、スニーカーだったと言います。
当時の私はスニーカーが大好きだったのです。
結局受け取らずじまいで
彼には悪いことをしたなと思っています。
後に、私に「結婚しよう」なんていう嬉しい言葉を言ってくれた人はいません。
流した魚はデカかったか...。
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